出前講義のテーマと内容(ア行の教員)
講義タイトル | 概要 | 講師 |
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インバウンド観光の意義、効果と課題、展望 | コロナ禍を経てもインバウンド観光は依然として、わが国の経済社会にとって数少ない希望を抱ける市場、分野であることに変わりはありません。一方で、わが国のインバウンド観光においては、京都など特定地域の集中、過密による観光公害とともに、多くの地方では定住人口同様の過疎の問題が生じています。講義では、わが国のインバウンド観光の経済的、社会的な意義、効果とともに課題や展望について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。 | 新井 直樹 教授 |
遺産とランドスケープ-風景?景観を守る仕組み- | 身近な具体事例を中心に、先人より受け継いできた、地域固有のランドスケープ(風景?景観)に付随する価値を考え、名勝、公園、風致地区、古都保存法等、その価値を保全するために構築されてきた主な仕組みとその特徴を学ぶ。そのうえで、ランドスケープを地域資産として未来に継承していくための方法について思考する。 | 井原 縁 教授 |
観光マーケティングって何? | お客様の自覚しなかったニーズ(不足を感じている状態)やウォンツ(ある特定の商品が欲しがる)を正確に把握して、それを満足に変えるための活動は、マーケティングとなります。観光マーケティングは、場所の限定性から始まるマーケテイングであり、地域創造、地域活性化に大きく寄与しうる地域マーケティングの一部となります。本講義は、経済学、商学、経営学の位置関係の整理から出発し、マーケティングの意味を解説し、地域におけるマーケティングの意義と必要性について一緒に考えます。 | 魏 蜀楠(ウェイ シュウナン) 准教授 |
観光コミュニケーションとは? | 観光地の魅力を最大限に引き立て、観光客を誘致する活動における観光主体(ゲスト)、観光客体(ホスト)、観光媒体の3者間の関係性を解説し、国内外の事例を取り上げながら観光コミュニケーションの意味合いについて一緒に考えます。 | 魏 蜀楠(ウェイ シュウナン) 准教授 |
社会調査入門 | 現在、社会では様々な場面で社会調査(アンケート調査等)によるデータが用いられています。それに伴い、正しく調査を行うため、また、それらの調査データを正しく読み解くための調査?統計リテラシーを身につける必要性が高まっています。この講義では、ご要望に応じて、社会調査の方法や、社会調査データの正しい読み解き方についての講義を行います。 | 梅田 直美 教授 |
英語多読学習の始め方 | 英語多読は今大変注目されている学習法で、理解可能な英語を大量に楽しく読むことです。「理解可能な」とは辞書を引かない、「大量に」とは年間数十万語を意味します。多読によって語彙文法に高い頻度で触れることで、その使い方が自然に身につき、英語で考える頭を作っていきます。一方で、英語に対する心理的な抵抗感も減らせます。本講義では、多読の意義?効果について理解した後、実際に英語多読の最初の一歩に挑戦します。 | 大槻きょう子 准教授 |
なぜジェンダーに関するCMは炎上するのか―メディアとダイバーシティについて考える | 近年、女らしさや男らしさ、家族をテーマにしたCMが問題になり、インターネット上で「炎上」する例が目立っています。どのようなCM表現が問題になっているのか、それらが炎上するメカニズムは何かを検討します。さらに、メディアがジェンダーをどのように描いてきたのか、現代どのような取り組みが行われているのかを考えることで、メディアとダイバーシティ(多様性)についてとらえ直します。なお、こちらは中高生向けの内容になっています。 | 岡井 崇之 教授 |
〈自分事〉からはじまる社会学の学び―世界は言説でできている? | 現代の世界に目を向けると、解決困難な問題が噴出しています。現在、大学教育が専門し、さまざまな分野が横断的に学べるようになっていますが、人類に普遍的な課題に立ち向かうためには、古(いにしえ)から続く人文学の知とそれらを融合することが重要です、本講義では、私たちの経験や感情など〈自分事〉が世界とつながっていること、〈自分事〉から社会学やメディアの探究につながることをお話します。なお、こちらは中高生向けの内容になっています。 | 岡井 崇之 教授 |
地域の姿や地域経済を簡単に知ろう | 印象だけで語られることの多い地域経済ですが,実際はどのようになっているのでしょうか。現在ではインターネット上に様々なシステムがあり,その中には地域のことを知ることができるものもあります。この講義では主にRESASや地理院地図,今昔マップなど,インターネット上に公開されている地図関係のシステムを利用し,演習を通じて自分で簡単に地域について調査してみます。パソコン必須です。 | 岡部 遊志 准教授 |
フランスの国土開発 | フランスではパリへの一極集中を是正しようと様々な取り組みが行われてきました。地方における開発や拠点作り,地域開発の地方分権など地方の強化が行われてきましたが,最近では再び首都を開発する傾向が強まっています。この講義ではフランスの国土?地域開発の歴史と現在の取り組みを概観します。 | 岡部 遊志 准教授 |